「千畳閣」(せんじょうかく) 名前の由来

千畳閣は豊臣秀吉が中国出兵の武士を弔うために
偉いお坊さん(※安国寺恵瓊(あんこくじえけい))に
作らせた建造物で、名前の通り 畳が千畳くらい敷けるほどの広さがある。
実際は、畳857枚分

な~んだ千畳じゃないんだ。

約千畳!!

アクセス
〒739-0588 広島県廿日市市宮島町
TEL:0829-44-2020
入館料
大人100円 子供50円。入り口で徴収。営業時間9時〜16時半まで
土足厳禁。飲食厳禁。
立地


千畳閣は世界遺産の「厳島神社」を見下ろす場所に建てられており、
秀吉さんが、崇める諸先輩(信長さんや清盛さん)
よりも上だと、権威を示したのではないかと言われてます。

秀吉さんは戦国乱世の中でも一番の出世頭

大企業のバイトから社長になったイメージ!!
家柄:平氏 or 源氏
・平清盛 :平氏の家柄 厳島神社の造営
・織田信長:平氏の家柄
・徳川家康:源氏の家柄
・豊臣秀吉:出自が農民のため、平氏、源氏を名乗れない。
後に養子縁組で平氏を名乗る
※そのため、おなじ平氏の先輩よりも自分が上だと言う事を誇示したかった!!
外観

瓦には王の文字が彫りこまれてます。
王=神
秀吉さんを神仏化して権威をアピールする狙い。

アピール上手

ピーコさんもびっくりの金箔の王の文字がおしゃれ
内部


未完の建造物で、梁とか壁とかスッカラカンなのは
莫大な建築費がかかっており、秀吉さんの死後、工事を取りやめたからです。

いやいや、作ってたのね~

秀吉さんが怖かったんですね~
「しゃもじ」のクセが強い!!

千畳閣の中にはしゃもじが 沢山 奉納されてます。

しゃもじの発祥
1800年、宮島の光明院の「誓真」(せいしん)という僧侶が、
夢に現れた弁天様の琵琶のカタチより考案。
ご飯を装うのが飯を取るので「めしとる」といい
「幸運、福運、勝運」を招く縁起の良い物ととされています。
当時、宮島は貧乏な島でしたが、誓真さんの知恵のおかげで
産業が生まれた!!

カープの応援で、しゃもじをカチカチするのは?

勝ち勝ちとかけているんです!
千畳閣(せんじょうかく)=豊国神社(とよくにじんじゃ)
明治時代に秀吉公と加藤清正公が祀られ、豊国神社となっています。

加藤さんって?

秀吉さんの子飼の家来で、城作りの名手!秀吉さんの子供を最後まで護った人です。
同じく築城の名手は藤堂高虎が有名です。
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