市場調査
「市場調査」とは、市場や顧客の意向・動向を探る調査のこと。
調査結果を分析して、商品開発や価格決定、プロモーション、販売数予測などに活用されています。



市場で売れてる商品を見つける事、そこからヒントを得て新商品開発につなげます!


雑貨を扱う業界


ホームセンターについての座学。
ホームセンター業界
- ニトリHD 4,581億円 14.0%
- DCMホールディングス 4,377億円 13.4%
- コメリ 3,243億円 9.9%
- コーナン商事 3,029億円 9.3%
- ナフコ 2,299億円 7.0%
- LIXILグループ 1,844億円 5.6%
- ジョイフル本田 1,587億円 4.8%
- ケーヨー 1,577億円 4.8%
- 島忠 1,549億円 4.7%
- アークランドサカモト 1,013億円 3.1%
ホームセンターごとの特色

1 ニトリHD
PB(自社商品)比率が高いためお買い得品が多い。チカラを入れてる品を見分けやすい。
創業者の似鳥さんは、日経新聞で破天荒さがハンパない「私の履歴書」が話題になった。
2 DCMホールディングス
(経緯としては3社のエリアが重複してなかったのが要因とも言われる。)
その後も、くろがねや、サンコー、ケーヨーとも業務提携を結んで売上がどんどん上積み、M&Aのチカラがハンパない。
サイドネットにワンコインの商品を陳列しているのを見るのが楽しい店舗。
3 コメリ
ホームセンターは一般的に1000坪くらいあるが、農業用品に特化した300坪程度の小型の店舗形態が多い。
小型のため効率を重視して売れ筋しか置かない。
4 コーナン商事
会長の娘さんが元宝塚歌劇の男役ということもあり、宝塚へ招待するキャンペーンが度々ある。
5 ナフコ
福岡の家具店が発祥なので家具に定評あり。おしゃれな家具を売ることが得意。
6 LIXILグループ
店舗は首都圏中心で生まれた「ビバホーム」。
大型店舗の「スーパービバホーム」はプロ目線の品揃えで見ごたえあり。
7 ジョイフル本田
わずか15店舗なのにホームセンター業界で売上高トップ10なのでコメリと正反対のスタイル。
品揃えが多いので、市場調査では外せない店舗。
8 ケーヨー
9 島忠
PB(自社商品)が少ないので、メーカー品揃えが多い。
市場調査をする際に各社メーカーの開発商品を抑える参考になる。牛山田のイチオシ!
10 アークランドサカモト
関連会社のアークランドサービスホールディングス(外食事業)は
豚カツ料理のチェーン店「かつや」等を展開している。
「かつや」のかつ丼は500円!さらに食べるごとに100円割引券がもらえるのでリピート率がハンパない。
※他:カインズ 3,937億円
なぜか、業界動向サーチではホームセンター業界に分類されない。
PB商品比率が高く、今売れてる、力を入れてる分野が分かりやすい。
ニトリとカインズは似た路線を歩んでいる。
現場主義

ここからは実践編です。
店舗の選定
①郊外型、店舗が大きく、品ぞろえが多い店

②ジャンルの配置、面積で強い分野を見分ける

入り口に近いところで面積を多くとってるジャンルが強い分野です。
例)園芸が多ければ園芸が強い。カー用品が多ければカー用品が強い。
③定期的に定点観測できる

見るポイント
①値段

②機能、付加価値

③話題性

④キャッチコピー

売れ筋棚の見分け方
①平台


②トップエンド

③サイドネット


⑤定番棚

パワーベンダーは売り場占有率が高い。売れてない商品も並ぶ。
例)Aイリス、Y善、F原産業など
※対処:パンパンに陳列してると売れてるように思えるが長期在庫かも知れない。
パッケージにホコリ、廃れてたら長期間置かれてると疑う。
店内の効率的な廻り方
順路①トップエンド、サイドネットを中心に大きく回る
順路②定番棚まで細かく見る
服装・装備
- 私服(スーツはNG)、どうしてもの場合は着崩す
- カートを押す、もしくはカゴを持つ
- 家族つれ、男女のカップルだとよい
- 携帯電話のカメラを使用
店員への聞き取り
- 嫁に言われて
- テレビで見て・・・△△はどこにある?
- すごいね、コレ流行ってるの?
- へ~売れてるんだ?どのくらい売れるものなの?


(土日に売れてて補充できていない。)
写真の撮り方
- 店員の数、ポジジョン、作業を把握
- 消音モードで撮影
- 堂々と
※言い訳

<編集後記>


